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2022.10.05
約41年間の歩み NO.4
職場での人間関係が少しづつ好転して行った私は、ますます仕事に打ち込みました。
新しく担当したのは新契約という業務でした。
営業の方々が夜遅くまで活動してお預かりして来た新しい契約申込書を査閲して本社に
送付する業務です。
25日の締め切り前3日間は山のように積まれた申込書を目の前に脇目も振らず査閲
して気が付いたらいつも夜が明けていました。
家で2時間ほど仮眠して、また会社へ・・・
今でしたら労働基準監督署が黙ってはいないと思いますが当時はよくある話だったと
思います。
今思えば、その頃の私はまだまだ勘違いしている所があり、年配の営業担当の方々に
どうでも良いような申込書の不備を指摘して煙たがられていたように思います。
私はただ、生命保険という社会的に意義のある商品を販売している以上はどんなに
些細な不備も見逃してはいけないと使命感に燃えていたのです。
今ではオンライン面接や端末での申込みなど営業の形が大きく変わりましたが当時は
紙媒体が殆どで営業の方々は大きなカバンを2つも3つも持ち歩き、本当に大変な
状況のなか、ご契約を預かって来てくれました。
そういう営業の方々の苦労のお陰で私はお給料をいただけていることだけは理解して
いたつもりです。
もっと感謝の気持ちを言葉で伝えておけば良かったと今更ながらに反省しています。
2022.10.04
約41年間の歩み NO.3
虐めにあっていた私は自分で自分を認めることができず、どんどん卑屈になって行きました。
ですが元来負けず嫌いな私は周りに悟られないよう仕事を我武者羅に頑張ることで精神を保っていたと思います。
そんな状況が続いていましたがある時パートで入社して来た年上の女性が私を支えてくれました。
昼食休憩も一緒に過ごしているうちに私は彼女に信頼を寄せ、自分の想いを語っていました。
彼女はただただ黙って私の語りを受け止めてくれました。
数日そのような状況が続いた後、彼女はポツポツと私に問いかけてくれるようになりました。
私自身の将来のこと、理想の組織、仕事に対する想い、何故虐めに遭ったと思っているかなど・・・
それまでの私は自分自身を振り返ることもして来なかったことに気が付きました。
よく考えると、彼女は決して答えを求めては来ませんでした。
ただただ、私自身と向き合ってほしいと思って問いかけていたと後日教えてくれました。
時間はかかりましたが彼女のお陰で凍り付いていた私の心が溶け出し職場の仲間に対して
素直な態度で接する事ができるようになりました。
人間関係でのトラブルはどちらかが100%悪いなんてことはないと思っています。
相手が100%悪いように見えても、相手に対してちょっとした配慮が欠けていたかも知
れない。伝えたつもりでも伝わっていなかったかも知れない。
意思の疎通は難しい。
だからこそ意識して人に接して行きたいと彼女に教えてもらったと思っています。
2022.10.03
約41年間の歩み NO.2
入社して半年もたつと、私は会社に行くのが楽しみになっていました。それは職場の雰囲
気が良かった事と少しづつ仕事自体が面白くなって来たからです。数年後には支社長から
ロータリークラブの子供組織であるローターアクトクラブへの参加を促されました。
訳もわからず入会したその組織で私は大きな学びと友を得る事ができました。
ただ、何故私に支社長は白羽の矢を立てたのか・・・それは単に自宅が近かったというだ
けのことでした。
ですがこの入会が私にとって社内の空気を乱す要因になっていたことに気付いたのは数年
後のことだったのです。
当時、先輩も含め女性事務員だけでも10名くらいいて、しかも有能な女性で超美人ばか
り・・・
基本的に鈍感な私は陰で何を言われているかなんて気にもとめていませんでした。
ところがだんだん先輩も同僚も私に対する態度が変わり、話しかけても無視されるように
なりました。
流石の私も少しづつ気付き始めましたが何をどうすれば良いのかもわからず・・・誰にも
相談できずに悩みが深くなって行きました。
実は高校生の時にも女友達から虐めを受けた経験があったので「またか・・・」と思いま
した。
虐めを受けると、やり場のない息苦しさを覚えます。それまで仲が良ければ良いほど、あ
る日突然手のひらを返された時の衝撃は心臓が飛び出るほどでした。
私はこの高校生の時の虐めからは完全に逃げました。正面から立ち向かう勇気も覚悟もな
かったからです。
ここで逃げたツケが社会人になってからの虐めに繋がっていると思っています。
人生に乗り越えられないことはないからチャレンジしなさい、と・・・
中途半端にしていることは人生のなかで必ず繰り返されるのだと悟りました。
2022.10.02
約41年間の歩み NO.1
今日から私が前職で経験してきたことを徒然なるままに書き綴ってみようと思います。
私は短大卒業後、自動販売機を扱う会社に事務員として入社しましたが、その会社を4ケ
月で退職してしまいます。
何故か?理由は仕事が暇だったから。毎日毎日4大卒の男性と電話の取り合い。たまに定
型の稟議書を書き、そしてトイレ掃除。
それなのに毎月いただけるお給料は結構な金額でした。
何か違う・・・このままこの会社に居て良いのか焦燥感にかられ転職を考え始めた頃に前
職の生命保険会社に出会いました。
その出会いは何と新聞の求人広告。当時は新聞に多くの求人広告がありました。
私は迷うことなく生命保険会社の事務員募集に応募し筆記試験を受けました。
何故生命保険会社だったのか・・・
今思えば明確な理由は思いつかないのですが金融機関に一種の憧れを抱いていたのでしょ
う。筆記試験に無事合格し、最終面接に3人が残ったのを覚えています。
私の何を気に入ってもらえたのか未だに不明ですが私の推測では自宅が近かった事と高
校・短大と5年間バドミントンをしてきた体力を気に入ってもらえたのではないかと思っ
ています。
何せ超ハードな勤務が待っていましたから。
入社直後に配属されたのは地方支社バックオフィスで経理担当。全く意味不明な用語に悪
戦苦闘しながらお局様的先輩の指示に従い毎日ビクビクして過ごしていた頃が妙に懐かし
く思い出されます。
ですが、ここで厳しい指導に苛まれながらも乗り越えた経験がここからの長い職業人生に
大きな影響を与えたと言って
も過言ではありません。
そして、ここからが私の長い生命保険会社でのドラマがスタートしたのです。
2022.09.24
ビジネス
本日は多分5年ぶりくらいにSMIクライアント大会のスピーチをオンラインで聴きました。
「SMIって何?」と思う方がいると思いますので簡単に説明しますと・・・
アメリカの自己啓発作家であり教育家のポールJ.マイヤーが創立した自己啓発プログラムが代表的であり、
世界80ケ国以上で活用されています。人の潜在能力を開発し心構え(思考)と行動を変えるプログラムです。
私がこのSMIに出会ったのは今から18年くらい前でしょうか。
当時の私は外資系生命保険会社に勤務しており(入社時のD生命から転籍)通算23年になっていましたが
私の職業人生で最大の挫折を味わっていました。
それまでの私は順調にキャリアを積んできていると自負していました。
その時の私は拠点運営をしており、業績も陣容もそれなりに安定していましたがある日突然の降格・・・
失意のまま1年過ぎた頃にSMIの営業マンが朝礼で「目標設定の大切さ」を説いてくれました。
カラカラだった私の心に妙に染み入ったのを覚えています。それを転機に私はSMIを学び始めてみました。
「人は心構えを変えることによって、自分の運命を変えることができる。」これはポールJ.マイヤーの言葉
です。つまり、「心構えこそ全てだ!」と言っています。
私は自分自身の内面に向き合い、自問自答することで「他人事の世界」から「自分事の世界」に戻れたのだ
と思います。
また、その時々に起きる自分にとってマイナスと思えるようなできごと・・・
それは偶然ではなく必然であり、自分自身の成長に繋がるのだという考え方もこの頃に身に付けたと記憶
しています。
私にとってSMIの考え方は学びの原点であり、キャリアコンサルティング、キャリアカウンセリング、
ビジネスコーチング、ライフコーチングなどを実施する上で欠かせない私の軸になっています。
今日からまた心新たに自分自身のビジネスを展開して行く心構えができました。