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2022.12.04
レジリエンス講座
誰かを助け、誰かに助けられるつながりの力・・・人間関係
逆境下で一人で問題を抱え込んだり、心を閉ざしたり、他の方との繋がりを
断ってしまったりすることって時にあることかも知れません。
ですが、そこから抜け出すには誰かの存在が大きな力になるのです。
こんな方はいませんか?
・「いつでも相談してね」と言われていても相談できない方
・相談しては相手に申し訳ないと思ってしまう方
・子供の「見て!見て!」に付き合えない方
・将来の不安を一人で抱え込み、誰にも相談できない方
・学校や職場での人間関係に悩んでいる方
自分が助けられることより、まずは自分の存在が周りに対してプラスの影響
を与えていることを自覚しましょう。
人間関係を形成する力や自他を理解する力が高まり、周りの方とのより良い
関係が構築できます。
私自身の人生の中でも大きくジャンプして成功を手にした時もありましたが
一方で、友人や同僚に裏切られたり、納得できない降格を突き付けられたり
して逆風に晒された時期もありました。
そんな時に支えてくれたのは多くの場合、年上の女性だったのです。
それは母であり4人の姉たちであり会社の先輩だったり業者の女性だったり
・・・
時に厳しく、時に黙って寄り添ってくれました。
そして徐々に前を向くことができました。
苦しいときや辛いときは誰かに頼ってOKなのです。
その代わりに誰かが苦しいときや辛いときに助けてあげられる存在になる!
その気持ちさえあれば、それでOKなのです。
まずは自分が何で周りを助けることができるかを探してみましょう。
そして、チャンスがきたら声をかけてみることです。
2022.12.03
レジリエンス講座
出来事をバランスよく見る力・・・楽観性
出来事をいろんな視点からバランスよく捉えることで柔軟に対応することが
できるようになります。
そして、将来に対しても明るい展望を持つことができますね。
楽観性って聞くと「何とかなるさ~」というイメージではないですか?
ここでの楽観性とは現実的楽観性といい、出来事を客観的に考えて、自分に
できることやできない事をを見分けて、できる事に集中して働きかけていく
ことを指します。
一方、「何とかなるさ~」の楽観性は器質的楽観性といい、物事の良い面を
見る傾向にあり、将来に対しても好ましい期待を抱いていることなのです。
こんな方はいませんか?
・自分は仕事ができないから・・・と自分のせいにする方
・このまま会社に居ても意味がない・・・とマイナスの考えの方
・いい事よりも悪い事の方が多いと思っている方
・一度失敗すると次もダメだ・・・と心配する方
何か困ったことが起きると、パニックになってしまうことはありませんか?
よく考えたら、自分で解決できることやコントロールできることって限られ
ているのですよね。
自分で解決できることやコントロールできること、自分で解決できないこと
やコントロールできないことを一緒に考えちゃうから混乱してしまうのです。
自分で解決できないことやコントロールできないことに悩んでいても仕方が
ないですよね。
ついつい上司の性格が悪いから・・・とか円安だから・・・とか雨ばかりだ
から・・・とか。
パソコン苦手だからどうしよう・・・言語化するのが超苦手・・・
これは頑張ればできるかもしれませんが・・・
でも、1人でできないときは誰かに助けてもらえば良いのです。
今、自分で解決できることに集中すると楽観性が高まり、人間関係にも良い
影響をもたらすのです。
2022.12.02
レジリエンス講座
『 やればできる』と思える力・・・自己効力感
自己効力感が高い人は、困難な状況でも、「やればできる!」と自分自身を
信じ、最後まであきらめないでやり遂げることができますよね。
たとえ躓いても、「これはチャンスだ!」と前向きに捉え、チャレンジする
ことができるのです。
こんな方はいませんか?
・上手く行かない時にすぐに諦めてしまう方
・新しい仕事を任されると「自分にはできない。無理だ。」と思う方
・できるものはやるけど、できないものはやらない方
・思い通りにならないと「やめる」と言う方
・新しい問題にチャレンジしようとしない方
当たり前のことや、既にできていることでも、自分が決めて自分がやったと
いうことを可視化することで、自分に自信がもてるようになるのです。
気がかりだけど手をつけていない小さなことってありませんか?
例えば、
・メールの返信
・健康診断の予約
・ダンボールの片付け
・書棚の整理
・冷蔵庫内の整理
・シュレッダー
などなど・・・
ちょっと書き出してみましょう。
それを期限を決めて片づけるだけでも自己効力感って高まるんです。
小さなことの積み重ねが自己効力感の向上に繋がるのですね。
「やればできる!!」って実は思い込みなんですよね・・・
ただ、この強い想いが大きな力になるわけです。
2022.12.01
レジリエンス講座
自分の気持ちに気づき、対応する力・・・感情調節
ネガティブな感情をもつ時ってどんな時でしょうか?
例えば、夜道を一人ぽっちで歩いている時にフッと背後に人の気配が・・・
なーんて時は「怖い!」って感じてしまいますよね。
こんな時は逃げたくなるし、逃げていいんです。
例えば、何か身体が重くて熱っぽい時は「辛い・・・」ですよね。
そんな時は身体が「ちょっと休ませて!」と叫んでいる時なのです。
なので、人は時にネガティブな感情を感じる必要があり、そうして自分を守
っているのですね。
ただ、このネガティブ感情は、勿論全てOKなわけではありません。
何故なら、
①自分でコントロールすることが難しいのです。
②何度も繰り返して持続してしまうのです。
③時に健康リスクも伴うのです。
④一番厄介なのは他の人に伝染しちゃうのです。
ですから、このネガティブ感情に対応することが必要です。
さて、どうするか・・・
「捉え方」を変えてみることが有効なのです。
そして、「出来事」「捉え方」「結果」に分解してみる。
そうすると不思議と感情や行動が変わってくるのです。
こんな方におすすめです。
・イライラがたまり、時々爆発しそうになる方
・些細なことで不安になる方
・「あ~疲れた」が口癖になっている方
・逆切れして人や物に八つ当たりし後悔することがある方
・理由もなくイライラして、キレて喧嘩になる方
・失敗すると暫くクヨクヨしている方
感情調節ができるようになると、ネガティブ感情から早く立ち直ることがで
きるようになります。
トラブルやプレッシャーを感じても、落ち着いていられたり、あきらめそう
な時にも前に進むことができるのです。
2022.11.30
レジリエンス講座
自分を大切にする力・・・自尊心
自分を大切に思い、あるがままの自分を認めて受け入れる感覚
他の人の評価を気にしてばかりいると、環境が変わると振り回されちゃいま
すよね。
そんな経験はありませんか?
それに対して、自分で自分を評価するようにしていたら余計な気苦労は必要
なくなりますよね。
私はレジリエンスを学んでから思考のシフトチャンジをしてみました。
そうしたら人生がスッキリシンプルになった感覚です。
ですが、人って何故か長所や強みより短所や弱点に目が向きがちですよね。
私も心に余裕がある時は長所や強みを見ようと心掛けるのですが、ついつい
マイナスの方を見てしまいがちでした。
お近くに、こんな方はいませんか?
・他の人と比べて落ち込んでしまう。
・初めてのお客様に営業の電話ができない。
・子育てに自信がなく、自分を責めてしまう。
・子供の悪いところばかり見てしまう。
・「どうせ自分なんて・・・」が口癖になっている。
・自分の強みをわかっていない。
上記の方は自尊心が低下しているかも・・・
自分の強みも弱みも自分そのもの。
ありのままの自分を肯定し、自分の価値を認める自尊心を持つと、うまく行か
ないことがあっても必要以上に自己否定せずに、前向きに「自分は自分!」と
感じる心の強さを得ることができます。
自尊心ってトレーニングで高めることが出来るのです。