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2022.12.17

学び

倫理法人会に入会して半年が過ぎました。

私が所属する倫理法人会のモーニングセミナーは毎週土曜日の朝7時から

スタートします。

セミナー会場まで私の自宅からは徒歩30分弱というところでしょうか。

この半年間は行ける時に行くというスタイルでしたし、配布される教本も

セミナーのなかで輪読する際に指定されたページを目で追うのみでした。

ところが、先日運営委員のお誘いがありましたのでお引き受けしました。

朝6時集合でセミナー会場の準備を完了させ、幹事の朝礼に初めて出席

したところ、つま先の角度から挨拶の仕方や声の出し方など全てがマニュ

アルに則って運営されていることを知り、驚きました。

自宅に帰り「万人幸福の栞」という教本を初めてジックリ読んでみました

ら、何と私に欠けていることばかり書かれているではないですか。

「あ~、私はこの半年間、何をしていたのだろうか・・・」

まずは今日の新たな学びとして、

【今日は最良の一日、今は無二の好機】 日々好日

私はいつの頃からか、「あ~、この日は仏滅だし、この日は大安!」など

日を選んで行動する習慣が身に付いていました。

その為、折角の好機を逃していたかも知れません。

今日という日は一生に二度とない幸いの日ではないのか、またボンヤリし

ているとどんな危険が待ち受けているかも知れない厄日ともなりえるので

はないか・・・

良い日にするのか悪い日にするのかを決めるのは自分自身なのだと改めて

悟ることができました。

『気付いた時、それはその事を処理する絶好のチャンスである。それをの

ばせば、次第に条件が悪くなる。思い立つ日が最上吉日である。』

私の人生を振り返ってみると、やはり反省するところが多くありました。

今日から私は、先送りしない人生を歩もうと決意を新たにしたところです。

2022.12.16

心の中の階層

私たちの心の中には5つの階層があるようです。

それを意識の5段階と言います。

どんな階層があるかというと、一番下に「環境」次に「行動」次に「能力」

そして「信念・価値観」一番上に「自己認識」となります。

まずは「環境」です。

これは、実際の環境や目に見える所となります。

例えば、

「今日の●●さんの髪型素敵ですね!」

「●●さんのジャケット、格好いいです!」

「●●さんの机の上はいつも綺麗ですよね!」など。

次に「行動」です。

これは、その人がとった行動に対してです。

例えば、

「いつもシュレッダーのゴミを片付けてくれてありがとうね!」

「●●さんは毎朝元気に挨拶してくれて嬉しいよ。」

「●●さんは電話にすぐ対応してくれて助かるよ。」など。

そして、「能力」です。

これは、資格や技能やセンスなどです。

例えば、

「●●さんの、この質問する能力って社内でとても貴重だよね。」

「●●さんて、美的センスがあるよね!」

「●●さんの人間観察力って凄いよね!」など。

そして、更に上がって「信念・価値観」です。

これは、その人の大事にしている考え方、価値観に対して承認の言葉を伝え

ていくものです。

例えば、

「私は●●さんの、そのものの見方や考え方をとても尊敬しています。」

「●●さんのその価値観は仕事をする上で最も大事だと思います。」など。

そして、一番上の「自己認識」です。

「自己認識」とは、自分で自分のことをどう思っているか。自分のなかの深

い部分にアクセスしたときに浮かび上がってくる自己イメージやセルフイメ

ージのことです。

例えば、

「●●さんって、本当に素晴らしい!!」

これは一部ではなく、その人の存在そのもの、まるごとを承認する言葉にな

ります。

いかがでしょうか?どんな言葉をかけてもらったら嬉しいですか?

それはやっぱりジャケットを褒められるより「●●さんって本当に素晴らしい」

って言われる方が嬉しいですよね。

上に行くほど、その人の存在や心の内面に入って行きますから、一番上が心

に最も響くのです。

ただ、いつもいつも「●●さんて本当に素晴らしい」って言われたら・・・

「本当にそんな風に思っているの?どこを見てそう思っているの?」

と思いませんか?

ですから、普段から様々な階層に対しての承認メッセージを伝えておくと、

唐突感もなく「あ~、この人は私のこと本当によく観てくれているんだな」

と伝わるのです。

2022.12.15

メッセージスキル

メッセージスキルの2つ目はIメッセージです。

別名、想いを伝えるメッセージとも言います。

伝える側が、どう思っているのかのメッセージが届きますので、主観的な意見

として伝えるため、否定しにくい、厳しい内容を伝えても受け取り易いのです。

例えば

「●●さんが手伝ってくれたから凄く助かったよ。昨日は本当にありがとう。」

とか

「●●さんにはもう少しチャレンジしてもらいたいな。期待してるんだよ。」

など。

そうすると、やっぱり先輩の期待に応えたいなと思いますよね。

「●●さんはチャレンジする気がないの?こういうチャンスはやるべきだよ。」

な~んて指示命令されたらどうですか?

これはYOUメッセージになるから受け取りにくいですよね。

誰でも命令されるのはイヤですよね。

「私は●●さんに頑張ってほしいな。・・・そうなんだね。残念だなあ。」

これはIメッセージで、自分の想いですから受け取ってもらいやすいですね。

だって、その人がそう思うのだから誰も否定できませんよね。

ちょっと言いにくいことはIメッセージで伝える習慣をつけるとコミュニケー

ションが円滑になるのです。

2022.12.14

メッセージスキル

コミュニケーションはまず聴くことから始まりますね。

リスニングスキルの次はメッセージスキル・・・つまり話すスキルです。

メッセージスキルのなかには2つあります。

1つ目はYOUメッセージ

YOUメッセージとは、相手を中心にして言うメッセージです。

ですから主語は相手になります。

このメッセージは相手に肯定的な内容を伝える時には効果を発揮します。

例えば

「●●さんはいつも明るいですね。」

「●●さんはとても礼儀正しいですね。」

一方、否定的に用いると相手のモティベーションを下げてしまいます。

例えば

「●●さんは、いつも遅いね。」

「●●さんは何をやってもダメだね。」

言ってる方はそんなに悪気はないのかも知れません。

ですが、言われた方は自分の存在自体を否定されたと思ってしまうのでは

ないでしょうか。

ですから、YOUメッセージを使うときは特に注意が必要です。

2022.12.13

バックトラッキングとは

バックトラッキングってなに?

なんてことはありません。

相手の使った言葉を「くり返す」ことをいいます。

ポイントは2つです。

1つ目は、相手の使った言葉を「くり返す」こと

例えば、

「私、今日新しいコートを買ったの」

新しいコートを買ったんだね。

というように、相手の話した事実を反復、くり返すということです。

また、「私、新しいコート買って凄く嬉しかったの」

凄く嬉しかったんだね。

このように事実と感情を返すということです。

2つ目は、相手の話を要約して返すこと

相手の話が一段落したところで、「今の話は、要するに・・・ということです

か?」とか「●●さんのおっしゃることは、つまり・・・という理解で良いで

すか?」というように要点をまとめます。

このように聴き手がバックトラッキングをすると、話し手は自分が使った同じ

言葉が返ってくることで、「私のことをよくわかってくれているな~!」と強

く感じます。

ただ、大事な注意事項として・・・

否定的な言葉はバックトラッキングしないということです。

例えば、「私って、本当にダメなんですよね。」と言った相手に「本当にダメ

なんですね~」なんて返したらどうですか?傷口に塩を塗り込んでいるように

感じませんか?

ですから、返してもらって嬉しいこと、返してもらいたいところを返していく、

これが鉄則ですね。