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2024.05.03
感謝日記27日目
私が毎月必ず購読しているのは人間学を学ぶ月刊誌「致知」だ。
4月号の中に日本赤十字看護大学名誉教授の川嶋みどりさんのインタビュー記事が掲載されていた。
川嶋さんは御年92歳のいまなお講演活動や雑誌の刊行などを通じて、よりよい看護のあり方とは何かを追求し続けている。
溌剌とした笑顔を見ると、とても92歳には見えない。
戦時下に生まれ、様々な困難を乗り越えながら看護一筋に歩んできた方だ。
当時の看護現場は二つの問題があり、一つ目は、慢性的な人手不足。過酷な労働条件や偏見を理由に結婚を機に辞めるひとばかりだったようだ。二つ目は、時代の変化に伴って、療養上の世話が蔑ろになっていったこと。患者さんとの喜びを分かち合う体験の欠如。仕事と子育ての両立などを模索したようだ。
「共働きはお気の毒」と言われて当たり前の時代に病院内に保育園を創設するなどして働く環境を整えて行ったのだ。
「ピンピンコロリではなくピンピンキラリを目指す」とは名言だ。
私もまだまだこれからだ。
あと30年は現役でいられるように心身を整えたい。
素晴らしき人生の先輩に感謝したい。