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2024年04月
2024.04.02
キャリアコンサルティング
札幌の職業訓練校でキャリアコンサルティングを担当させて頂いてから丸1年が経過した。この間この学校でのキャリアコンサルティングは延250名ほど。苫小牧市役所の入庁1年目の方々やマイナビ転職フェアに来場された方々へのキャリアコンサルティングを含めると300名ほどの方々のお話を伺ってきた。
下は18歳、上は72歳の方々だ。いつも思うのは当たり前のことだけれど、一人ひとり皆違うということ。勿論年齢も違えば家庭環境も違うので置かれている状況も違う。当然、物事に対する捉え方や価値観も違うわけだ。
そんな中で人は自分のフィルターを通して言葉を発信し、受け取る私はこれまた自分のフィルターを通してその言葉を解釈しようとする。結果100%は相手を理解できない。そのことを理解した上で対話を始めることを肝に命じて来た。
ただただ相手の話を聴くこと。その中で繰り返し出て来るキラリと光るキーワード!これこそ相手が大切にしている価値観だったりする。そこを聞き逃すまいと耳を澄ませる。そして、もっと大事なことがあるのだ。
積極的傾聴法(アクティブリスニング)とは聴くことだけではない。相手をよく観察することが最も大事だ。
相手の言葉と表情が矛盾している時には何か大切なことを心の奥にしまっていることが多い。
そのことに気付いて寄り添う。
人の感情は複雑だ。そのことに気付いてもらいたい反面、触れられたくない時もある。
そういった感情に寄り添い、内省が進むように言葉をかける。
その時の言葉はその時私の心に湧いて出て来たもの。決して用意した言葉ではない。
そんな時に一瞬だけど、相手のことがわかった気がする。
2024.04.01
今月末は誕生日 節目の年
本当に早いもので前職を退職して、丸3年が経過した。41年間もサラリーマン生活を過ごして来ると毎日会社に行くのが当たり前で日曜日の夕方はサザエさん症候群にも罹っていたような・・・
それもこれも懐かしい想い出となった。
先日、前職で一緒に働いた方と偶然会った。私は所属している研修会社の社長に誘っていただいてビジター参加だったが彼はメンバーの一人として活躍している様子だった。全く変わっていなかった。むしろ若々しく溌剌としていて嬉しくなった。この年齢になってくると自分の事より年下の人が活躍している様子を見ると嬉しくなる。何かワクワクしてくる。
私は今月末で節目の65歳!還暦がもう5年も前だったことに驚く。そして、そろそろ変なプライドは捨てて素の自分で勝負しようと思う。自分が大切にしているものだけ残して徐々に手放して行こう。所属しているコミュニティも一旦卒業するものは卒業して・・・
仕事も一人で何でもやろうとしないで、頼ることを覚えよう。アウトソーシングもしかり。やりたい仕事を楽しんでやっている姿を若い人に見てもらおう。そうすることが私の生きがいなのだ。
石の上にも三年という諺がある。わたしが何かを始める時に心掛けて来た座右の銘だ。しかし、今の世の中には通用するのだろうか?私がこれまで生きて来た時代と今は考え方もスピード感も大きく違っているように思う。特に若い世代にこの諺を安易に使うのは避けよう。
とかく年齢を重ねると自分の考え方を無意識に押し付けがちになる傾向がある。いやはや気を付けよう・・・
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