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2022.12.12
リスニングスキルのポイント
リスニングスキルの効果を高める3つのスキルがあります。
まずは1つ目は相手が誰であろうと重要な人物として興味関心をもって話し
を聴くことです。
例えば、仕事がとても忙しい時に部下が報告に来ました。
そんな時、ちゃんと身体と目を部下に向けて対応していますか?
「報告ありがとう。今すぐ聴きたいのだけど、この資料を●時までに作成し
なければならないから●時にしっかりと聴きたいのだけど良いかな?」など
部下に敬意をもって伝えれば良いのです。
例えば、母親が夕食を作っている時に子供がプリントを持って話しかけて来
ました。
そんな時に振り向きもしないで、こんなこと言っていませんか?
「あ~、今忙しいから。そこに置いておいて。」など。
子供は「お母さんはいつも話を聴いてくれない。」と悲しい気持ちになりま
す。ちょっとの時間で良いのです。ちゃんと手を休めて、子供に身体と目を
向けて「あのね、ご飯を食べ終わったらお話聴くね。」と言ってあげれば良
いのです。たとえ僅かな時間でも子供は自分が大切にされている実感を得る
のです。
そして2つ目は相手の話を「否定」や「批判」をせずに最後まで聴くことで
す。これが意外に難しいものです。
相手の話を聴いていると、自分の考えと全く逆の考えを言ってくる方ってい
ませんか?そんな時、「違う違う!」と思って途中で話に割って入った経験
はありませんか?
私も過去に経験がありますが、これは絶対にやってはいけない行為です。
「自分の意見や考えは一旦横におく」という意識をもつことです。
そして、相手の話に最後に句点がつくまでしっかりと傾聴に集中することが
大切なポイントです。
次に3つ目は、相手の話を聴いて、自分が話し始める時の最初の言葉に注意
しましょう。
ついつい「でも」「しかし」「いや」「いやいや」「そうではなくて~」と
言っていませんか?
特に仲間や部下と話していると「いやいやいや、そうじゃなくって~」とか
「っていうかさ~」「でもね」「だけど」「しかし」「違う」って言ってる
かもしれませんよね?
そこまでの相手の話をジーっと傾聴していても最初の言葉が「でもね」だと
否定から始まっているので台無しになってしまうというわけです。
相手との信頼関係を築きたいと思っているのであれば特に注意が必要です。
相手は自分のことを大切に扱ってもらえていないと感じるからです。
信頼関係は一瞬にして崩れるものでもあるのです。