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2022.12.11
リフレクティブ・リスニング
リスニングスキルって、なんか難しそうに感じませんか?
リスニングスキルには積極的傾聴法と反映的傾聴法の2つがあります。
この反映的傾聴法の中でリフレクティブ・リスニングっていう聴き方がある
のですがご存知でしょうか。
多分、普段の生活の中で自然と使っているスキルかも知れません。
これは、相手がどんな気持ちの上でこの話をしているのか・・・言葉にはし
ていない気持ちを汲み取りながら聴き、共感を言葉で表すという聴き方なの
です。
周りに「この人コミュニケーション能力高いな」と感じる人はいませんか?
そういう人はこの言葉にしていない気持ちを汲み取るのが非常に上手いので
はないでしょうか?
人が発する言葉の裏側には「気持ちや感情」があります。
例えば、友人が満面の笑みで「ず~っとダイエットしたいと思っていたけど
初めて5キロ体重が減ったの!」と言ったとします。
「嬉しい」と言葉にはしていませんが、相手の表情を見たり、声のトーンを
しっかり聴いてみると感情を推測することができると思いませんか?
そこで「嬉しかった」という気持ちを汲み取って、共感を示しながら伝える。
「そうか~、それは嬉しかったでしょう~。」「嬉しかったよね。」
などなど・・・
そうすると友人は「そうそう!嬉しかったのよ~!やっぱり●●ちゃんは私
のこと分かってくれているなあ~」と思いますよね?
初対面の方との会話でも同じですね。
会話が弾んで、例えば相手が
「先日、長年の夢だった話し方の書籍を出版することができたんです。」
「わ~!それはおめでとうございます!!嬉しかったですよね~!」
という感じです。
職場の例では
「新しい部署に異動になったのですが、なかなか馴染めないのです。自分は
頑張っているつもりなんですが、なんか足手まといになっているような気持
ちになってしまうんです・・・」
この方はどんな気持ちでいるでしょうか・・・
「そうなんですね。とても不安な気持ちになっているようですね。」
などなど・・・
相手の表情や語り口などで感情を読み取って伝えてみると相手は自分のこと
を理解してもらえていると感じることができ、信頼関係が深まります。