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2022.11.15
約41年間の歩みNO.45
北海道に戻った私は札幌支社の営業課長というポジションでした。
その頃同じポジションに私を含め3名いました。
北海道は広いですし組織構造が複雑になっていましたので3名だったのかな
とは思いましたが正直3名も必要なのか疑問もありました。
とはいえ、私の業務も多岐にわたっており呑気にしている時間はありません。
まずは新人育成状況の改善が急務だと感じました。
生命保険営業は最低限の業績を挙げないと会社に在籍することができないの
です。
新人には2つの査定基準が用意されていましたがコロナ禍の対応として緩和基
準が設けられていました。
その内容がなかなか複雑で札幌支社スタッフの中でも正確に理解している人が
いない状況でした。
ですがそんな事を言っていられません。何故なら査定は待ったなしですから。
スタッフのミスで新人の査定が通らなくなったら死活問題です。
私はこの査定問題を第一優先課題として取り組みました。
当時対象新人が20名くらいだったでしょうか。
1人別にシートを作成して徹底的に管理体制を敷きました。
勿論新人本人にもユニットマネージャーにも理解し把握してもらう為にシート
にコメントを付けて月初と月末に配布しました。
お陰で査定ミスで降格するような事態は避けられましたが問題は査定が通れば
食べていけるかということです。
お客様に対して最高の対応をして行くためには営業担当者自身が最高の心の状
態であることが望ましいのです。
ですが経済的に余裕がないと、どうしてもベクトルが営業担当者自身に向いて
しまう。つまり「俺のため(私のため)にこの保険に入って欲しい・・・」と
潜在意識が叫んでしまうのです。
そうならないためにも一定の期間はその方に見合った初期補給金が設定されて
いました。が、営業するには必要経費がかかります。
その認識が薄いと「こんなはずではなかった・・・」となりかねません。
精神的にも経済的にも窮地に立たされた営業担当者を多く見てきました。
そこから抜け出せるのは決して諦めない心構えと生命保険の意義役割にコミッ
トしお客様のニードを把握する傾聴力がある営業担当者だと確信しています。