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2022.10.14

約41年間の歩みNO.13

 私が在籍していた会社は投資財閥として名を馳せた川崎財閥の

流れを汲む生命保険会社でした。

川崎財閥は初代川崎八右衛門によって設立され、徳川御三家の

水戸藩の財政に大いに貢献したとのことです。

そして、日本における私立銀行の草分けとなる川崎銀行を設立。

この川崎銀行は第百銀行と合併し川崎第百銀行となり、のちに

三菱銀行と合併し、現在の三菱UFJ銀行というわけです。

銀行だけでは金融資本として不完全だと判断し日本火災保険、

日華生命保険を立ち上げたとのこと。

この日華生命が福徳生命保険、国華生命保険と3社合併し、

第百徴兵保険となり、1945年、戦後に第百生命に社名が変更

されました。

と、まあ何度も合併で危機を乗り越えて来た歴史があります。

銀行系の生命保険会社ということもあり、当時は珍しく貯蓄

保険が何種類もありました。

例えば、貯蓄保険1件月1万円で5年後にはかなりの利息が

付いてお客様に支払われ、営業の方にも営業成績として1件

としてカウントされて収入にも反映されました。

勿論保障性の高い商品も沢山ありました。

特筆するべきは新商品のパイオニアと呼ばれた商品開発です。

今でこそ当たり前に多くのお客様が加入している医療保障は

第百生命の専売商品として5年間は他社で販売できなかった

と聞いています。

また、ガンの保障にもいち早く対応し、ガンに罹患後死亡

したり高度障害になった場合には倍額の保険金が支払われる

という画期的な商品を販売しました。

私は入社後、この話を聞いて心から誇らしく思いました。

その想いは今でも変わりません。

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