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2022.10.04
約41年間の歩み NO.3
虐めにあっていた私は自分で自分を認めることができず、どんどん卑屈になって行きました。
ですが元来負けず嫌いな私は周りに悟られないよう仕事を我武者羅に頑張ることで精神を保っていたと思います。
そんな状況が続いていましたがある時パートで入社して来た年上の女性が私を支えてくれました。
昼食休憩も一緒に過ごしているうちに私は彼女に信頼を寄せ、自分の想いを語っていました。
彼女はただただ黙って私の語りを受け止めてくれました。
数日そのような状況が続いた後、彼女はポツポツと私に問いかけてくれるようになりました。
私自身の将来のこと、理想の組織、仕事に対する想い、何故虐めに遭ったと思っているかなど・・・
それまでの私は自分自身を振り返ることもして来なかったことに気が付きました。
よく考えると、彼女は決して答えを求めては来ませんでした。
ただただ、私自身と向き合ってほしいと思って問いかけていたと後日教えてくれました。
時間はかかりましたが彼女のお陰で凍り付いていた私の心が溶け出し職場の仲間に対して
素直な態度で接する事ができるようになりました。
人間関係でのトラブルはどちらかが100%悪いなんてことはないと思っています。
相手が100%悪いように見えても、相手に対してちょっとした配慮が欠けていたかも知
れない。伝えたつもりでも伝わっていなかったかも知れない。
意思の疎通は難しい。
だからこそ意識して人に接して行きたいと彼女に教えてもらったと思っています。